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プロフェッショナル修斗公式戦香川大会「FORCE 10」2018-10-21

インフィニティリーグ2020途中経過  現在トップ勝ち点7の石井が逃げ切るか!?  そのカギを握るのが3.20 野尻vs一條の一戦!  5月の最終戦まで、まだまだ分からない優勝の行方

 プロフェッショナル修斗2021年開幕戦となった1.31ニューピアホール大会。今大会でインフィニティリーグ2020バンタム級公式戦が2試合行われた。
 まず勝ち点3の小野島恒太と欠場の不戦敗により今回がリーグ初戦となる野尻定由が対戦。初回からスタンドでの激しい打ち合いを展開する両者。組んでもポジションを譲らない目まぐるしいスクランブルの攻防。終盤、疲れが見え始めた野尻を小野島が追い詰めるもタイムアップ。判定の結果はスプリットディシジョンで痛み分け、両者には勝ち点1ずつが与えられた。終盤に見せ場を作った小野島だったが、ポイントを獲りきる事ができず8月の石井戦に続いての手痛いドロー決着となった。
 次に勝ち点4でトップを走るよしずみが迎えるリーグ最終戦。対戦相手は世界ランカーでもある勝ち点3の石井逸人。両者ジャブで牽制し合う静かな立ち上がりから、よしずみの右のオーバーハンドが石井を捕らえるが、ここから試合が動き始める。距離を見極めた石井が今話題のカーフキックを繰り出す。これがよしずみの左足を捕らえ始めると動きが止まる。石井は重心が片足に乗った所を見逃さずテイクダウン。寝かせてからは電光石火の腕十字で1R一本勝利。これで最高得点である勝ち点4を獲得。勝ち点を7とし、一気に後続を突き放しトップに躍り出た。
 石井が勝ち点7で先頭に、それを追う小野島が勝ち点4。今回敗戦となったよしずみは勝ち点4でリーグ戦日程を終了。野尻、一條が勝ち点1となっているが、ここでポイントになるのは残り試合数。上位である石井、小野島が1試合を残す中、野尻、一條は2試合を残している。これはまだまだ野尻、一條にも優勝する可能性が十分残っているという事。
 優勝の行方のカギとなるのが3.20後楽園で行われる野尻vs一條の一戦。この試合でどちらかが1R勝利を収める事で大逆転優勝への可能性がグンと高まる。2Rへともつれる事で優勝の確立も大きく下がる事に。もしドローとなった場合、優勝は石井、小野島の二人に絞られる事となる。最終戦となる5.16後楽園では石井vs野尻、小野島vs一條と上位との直接対決が控えているだけに、優勝への望みを繋ぐには3月のこの試合が大きなカギを握っているのだ。
 毎年最終戦までもつれ、1秒毎に優勝の行方が変わるのがこの企画の醍醐味。より多く、そしてより速く勝たなければならないのがインフィニティリーグ。最激戦区と言われるこの階級でのリーグ戦を征するのは果たして誰だ!


[今後のリーグ公式戦]
□3.20 後楽園ホール
野尻定由(勝ち点1/赤崎道場A-spirit)
vs
一條貴洋(勝ち点1/ブレイブハート)


□5.16 後楽園ホール ※最終戦
石井逸人(勝ち点7/TRIBE TOKYO MMA)
vs
野尻定由(勝ち点1/赤崎道場A-spirit)

小野島恒太(勝ち点4/CombatWorkoutDiamonds)
vs
一條貴洋(勝ち点1/ブレイブハート)